桑田が登板しました。2回を投げて内野安打1本に抑え、
三振を4つ奪いました。いいんじゃないでしょうか。
2イニング目の先頭バッターはイチロー。
初球、高めのストレート。高めに浮いた感じだが、
キャッチャーの反応の仕方から察するに、意図的に投げた
ようだ。そう、その高さはイチローの目の高さ。
2球目は外いっぱいに緩急をつけて1−1のカウント。
3球目はイチローの膝元にスライダー。ストライクからボールに
なるあたり。空振りで2−1。4球目は外にワンバウンドする
カーブ。空振り三振。
イチローが全て見逃せば1−3。
しかし、4球全て違うコースで、違う球種。
「もちろん打つ気満々でいきましたよ。あそこで打ち取って
いただきたいなんて全く思ってない。でも…、参りました。
どのボールにも意図がある。」と振り返った。
多分、3球目で勝負ありですね。イチローの好きな
インコース低め。ボールを見て好きなところに来たので
振りにいったら、自分の膝元に食い込んできた。
イチローは対戦中に感じたそうだ。
「昔の自分じゃないことを受け入れられている感じが
しますよね。それは、なかなかできることじゃない。
ボール球で勝負することを、受け入れているよね」。
確かに三振を奪ったボールはどれもボール珠だった。
イチローの次の次の打者がボテボテのゴロを打った。
すばやくマウンドから駆け下り、ボールを手にした
瞬間に投げる。正直、速いと思った。
「こっち(米国)ではなかなか見れない動き」とイチロー。
桑田は「オーラがある。対戦できただけで幸せ。走攻守
見てても、力みがないでしょ。さらっと水のように、しなやか
だけど、力が伝わってる」とイチローの印象を語った。
自身について「今日はいい投球ができて満足している。
しかし、先を保証されている選手じゃない。呼ばれたら
精いっぱい自分らしい投球をできるようにしたい」と述べた。
先日、二人が似ているかも知れないと書いた。
桑田の「求めてるものは同じかも分かんない」という
今日のコメントを聞いて、やっぱり、と思った。
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